目次
- アオリイカとはどんな魚(イカ)?
- アオリイカ釣りの時期
- 【アオリイカの釣り方】
- アオリイカのさばき方
- アオリイカのおすすめ料理法
ツツイカ目ヤリイカ亜目ヤリイカ科
【特徴】
アオリイカは沿岸に生息する大型になるイカで胴長が50cm程度まで育ち、体重は5㎏程に育ちます。
良く釣れるサイズは小型の500g~中型の2kgです。
【生息地:食性】
沿岸部の岩礁域、藻場に多く生息し、甲殻類、小魚を捕食します。
【その他】
北海道を除く全国に生息しており、モイカ、バショウイカ、ミズイカなどと、地方名も多いです。
寿命は1年と言われており成長は早いです。
一年中釣れますが、真夏、真冬は釣果は落ちます
アオリイカは餌木(エギ)と言われる古くからある日本の漁具で釣ります、2000年ごろから少しづつブームとなったエギ釣りは進化して「エギング」と呼ばれ定着しました。
アオリイカのエギングタックル
ロッド | 8ft前後のエギング専用ロッド、またはルアーロッド |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | PE0.8号前後 |
リーダー | フロロカーボン1.5号~2.5号を1m程度 |
ルアー | エギ2号~3.5号 |
釣り方
基本的な釣り方はキャストして着底を待ちシャクリを入れてエギを跳ね上げます。その後ゆっくりフォールさせ再度着底したらシャクリを入れる。
この繰り返しが基本となります。
フォール時に抱き着くことが多くラインが走ったりロッドにアタリが出ることがありますのでラインの変化やアタリで合わせを入れます。
フォール後のシャクリで抱いていたイカがフッキングすることも多くあります。
フッキングしたイカは予想以上に引きます、リールのドラグは緩めに設定しておかなければ身切れすることがあります。
釣り方など、分かりやすいヤマシタさんの動画が参考になります。
【youtube】
ヤエン釣とは、小さな針(イカを釣るための針ではない)にアジを付けて泳がせます。(死にアジを使い場合もあります)
イカがアジを抱いても掛ける針が無いため、このままでは釣れません。
アジを抱いてから少し時間をおいて「ヤエン」を投入し、アオリイカまで到達させフッキングさせる釣りです。
ヤエンが到達するまでに放されてしまったり、ヤエンがうまく滑っていかなかったり、ハラハラドキドキするスリリングなゲームです。
アオリイカのヤエンタックル
ロッド | 磯竿1号~2号 4.5m~5.2m |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | フロロカーボン1.5号~2号 |
針 | カン付きチヌ針1号(スイベル付き) |
仕掛け | ヤエン |
エサ | 生きアジ(死にアジでも可) |
その他 | ヤエンストッパー、アジを沈める針付きオモリ |
釣り方
生きアジの場合、針に付けてアジを泳がせます。アジが表層を泳いでしまうとアオリイカの抱く確率が極端に悪くなります。その場合、沈めるために針付きオモリを打ちます。
小さなアオリイカだと抱き着いても竿に変化が出なかったりするので時々確認すると良いです。
アタリがあったらアオリイカは安全な場所にアジを運ぼうと泳ぎ出します。
止まるのを待つか走るのを止める(慣れた方はロッドワークで止める方もいます)
アオリイカが止まったらゆっくりと寄せてきます、違和感を感じて放してしまってももう一度抱くことがありますのでそのまま放置します。
再度抱けばゆっくり寄せてきて30m程度になったらヤエンを投入します。
投入後もゆっくり寄せてくる感じでロッドを引いてきます、角度を付けるとヤエンは進みますがアオリにはかかりません、下から掬い上げるような感じで寄せながらアオリイカの下にヤエンを潜り込ませます。
あとはゆっくりこの繰り返しで見えるところまで寄せてきます、合わせはヤエンが下に入っていることを確認するまではしない方が成功率が高いように思います。
ヤエンの第一人者「岡啓太郎さん」の動画が参考になります。
【youtube】
アオリイカの浮き釣りはのんびりとした釣りです。
エギやヤエンと違って投げて待つ釣てアタリが出たら合わせる。といった簡単な釣りです。
昼夜問わず思った以上に簡単に釣れますので是非試してみてください。
アオリイカの浮き釣りタックル
ロッド | 磯竿3号 4.5m~5.2m |
リール | 2500番程度 |
道糸 | 2号~4号 |
浮き | オモリ負荷3号~5号 |
オモリ | 浮きに合わせて3号~5号 |
仕掛け | 市販のアオリイカ浮き釣り専用仕掛け |
エサ | 活きたアジ |
その他 | ウキ止め、シモリ玉、ストッパー |
釣り方
エサのアジを付け、泳がせます。イカが近づいてくるとアジが暴れて浮きに変化が出ます。イカが乗るとウキが完全に沈み込みますのでそれまで待ってからゆっくり竿を立て、リールを巻きます。その際に掛け針が浮き上がりアオリイカにフッキングします、勢いよく走った時はリールを巻かず止まるのを待ちます、大型の場合はドラグ調整していないと身切れを起こしますので注意が必要です。
フッキングしたら最後まで糸は緩めないようにしないとバレることがあります。
釣り方など、分かりやすい、ささめ針さんの動画を参考になります。
【youtube】
小さなイカはあまり気になりませんが大きくなると硬くて嚙み切れないこともあります。
皮の引き方もわかりやすい「のんべえの自宅料理」さんの動画を参考にしてください
【youtube】
高級魚のアオリイカの刺身は甘くてとても美味しい、釣ったその日より2~3日冷蔵庫で熟成させると甘みがましさらに美味しくなります。
アオリイカのミミ(エンペラ)はコリコリとした触感で美味しいです、簡単にできてお酒が進みます。
アオリイカの天ぷらはお塩でいただくと甘みが増して絶品です。
ガーリックバターがなぜこんなに合うのかと!箸が止まらぬ旨さです。
※レシピについては美味しいそうなサイトにリンク貼らせたいただいていますのでそちらでご覧ください。